足利市にある自動車リサイクル会社での改善です。
この会社さんは10年以上足利流5S活動を続けてくれている会社さんで、今までは現場に出て各職場の5Sをメインに進めてきましたが、各部署足利流「5Sの仕方」や「考え方」が浸透してきたこともあって、今期は「生産計画を達成するための、処理品最適置き場のルール化」とプロジェクトテーマを決めて、各部署の担当者が集まってミーティングしております。
毎回、司会者を決めて月一で問題点を抽出、進捗具合を確認していきます。ミーティングに参加している担当者が他人事にならないように、司会者はラウンドロビン方式で毎回持ち回りで進めて行きます。
「こういう業務があり時間を取られるから改善したい・・・」
「いや、それは営業上必要なので直すのは難しい。」
「であれば、○○すれば解決できるんじゃないだろうか・・・」
「それならば、対応できるかも知れないですね。」
「だとすると、私がそのシステムのたたき台を作ってみますよ。次回皆で確認してもらえますか?」
などなど・・・
(具体的な内容が書けないので申し訳ないですが、このような会話でミーティングが進んでいきます。)
この会社さんで私がアドバイスしているのは、「3モア」。この問題は「解決できない」「出来ない」ではなくて、これならできるかもというアイデアを1人3つ以上挙げてもらうという手法です。その誰かが挙げたアイデアに他者がのっかって、さらに広げていく。アイデアは「質より量」と考えます。出来るだけ多く挙げて、皆でシェアして実践していくスタイルで進めています。
考えて働く集団作りに近づいていると感じます。