2021年1月7日
北関東物流株式会社の全支店の担当者を集って、活動内容の報告会を行いました。
この報告会は6カ月に1度行っており、毎回社長も出席して進捗を確認してもらっております。

全ての支店で今までやってきた事を発表して頂いて、その改善1つ1つについて、「なぜその改善をしたのか?」「改善する事で誰のどんな問題を解決するのか?」など掘り下げて次の改善案につなげていきました。
午後からは、足利市で最も5Sが進んでいる企業の1つである、菊地歯車株式会社を見学致しました。コロナ禍で見学受入が大変な中での依頼でしたが、「見学者の勉強になるなら」と、快く引き受けていただきました。ありがとうございます。

今までの菊地歯車株式会社の5Sの歩みと、5Sを徹底して行っていたことで、ファナック・川崎重工・三菱重工など大企業ともスムーズに商談できるようになった話など、貴重なお話を伺う事が出来ました。

5Sというと、現場のスタッフがやればいいと考えている方も多いですが、菊地歯車様はトップから新入社員までが5Sの考え方を学んで行動して頂いております。よって現場には余計な棚や台車は一切ありませんし、それだけではなく、棚や台車1つ1つに管理者の顔写真が貼ってあり乱れないように徹底的に管理しています。
そこまでするのかという議論も聞こえてきそうでうが、モノを持つという事はこれだけ責任をもって管理しなければならないという事を伝えています。つまり自分たちで管理できないようなものは捨ててしまえという考え方です。
トップダウンではなく現場で働く1人1人が自分事として考えて、何を持ち、何を捨てるかを決定していく。その工程の中でたまには間違って必要なものを捨ててしまう事もあるでしょうが、それでも自分たちで考えてもらう。この地道な意思決定を続けていくと自分事になり、自然と現場に愛着が湧いてきます。